【未経験からプロ占い師になる方法】占い館所属とフリーランスの違い

【未経験からプロ占い師になる方法】占い館所属とフリーランスの違い

占術の勉強を積み、鑑定をする自信がついてきたらいよいよプロ占い師としての道が見えてきます。
では未経験から占い師になるには、どうすればよいのでしょうか。

残念ながら、鑑定する力を持っていても、準備や知識なしにプロにはなれません。
占い師を本業にしたい人も、副業にしたい人も。必要なステップを一つずつ上がって、プロ占い師を目指しましょう。

占い師のお仕事は鑑定だけではありません。雑誌の占いコーナーのライターや法人相手のアドバイザーなど、様々な道があります。
しかしこのようなお仕事は、鑑定で実績を積みながら出会うお仕事であることが多いです。
ここでは、相談者を鑑定するお仕事をする方法についてご紹介します。

目次

占い館に所属するか、フリーランスの占い師になるか

プロの占い師として活動するには、どこかに所属する方法と、フリーランス占い師として自分一人の力で活動する方法があります。

占い館所属の特徴
  • 企業の集客力に頼れる
  • お客さまから信頼されやすい
  • 個人情報を出さずに活動できる
    • ”特商法に基づく表記”は企業が出す
  • トラブル発生時に頼れる
  • 他の占い師と交流ができることも
  • 稼働日数のノルマがある場合がある
  • 鑑定料の一部を占い館からもらう仕組み
フリーランスの特徴
  • 集客に工夫が必要
  • 鑑定場所の用意が必要
  • 自分のペースで鑑定ができる
  • 鑑定料はすべて自分の収入となる

まとめると、次のようなメリットデメリットがあります。

  • 占い館やネット占いサービスに所属することで受けられる恩恵は大きい。
    しかし鑑定報酬は歩合になる、出勤日数のノルマがある場合がある
  • フリーランス占い師は、集客や鑑定場所の用意などすべて自分でする必要がある。
    ただし時間や収入など自由になる面も多い。

はじめて占い師としてのお仕事を始めるなら、占い館やネット占いサービスに所属することをおすすめします。

未経験占い師には企業所属がおすすめの理由

実績がない新人占い師が一番苦労するのは、集客。お客さまが来ないと鑑定実績が積めないので、占い師としてのスキルアップも見込めません。

占い館やネット占いサービスに所属することで、鑑定以外の大変なことを会社に任せることができます。
新人占い師特集を組むなど、新人占い師に注目してもらえる企画があることも。

鑑定のマニュアルがあったり、スタッフや他の占い師との交流を通じて接客のコツを掴んだりと、占い館は未経験者がプロ占い師としてのキャリアを積む上で助けになる可能性が高いのもフリーランスにはない特徴です。

フリーランス占い師にも大きなメリット(主に鑑定料金)はありますが、いつでも独立はできます。
まずは占い館に所属して、人気が出たり仕事に慣れてから独立する道もあります。

企業に所属すれば個人情報の公開不要

占い館やネット占いサービスに所属することで本名や住所などの個人情報を出さずにお仕事ができます。
特定商取引法という法律があって、インターネット上で商取引をする人は氏名や住所などを公開することが定められています。(”特定商取引法に基づく表記”)

会社に所属すれば、特定商取引法に基づく表記の義務は占い館の運営会社が負います。
自分の情報を公開する必要はありません。

現代では、集客にインターネットは不可欠。
フリーランスの占い師として自分のホームページやSNSで鑑定依頼を受け付ける場合、自分の名前と事務所(または自宅)住所の公開が必要です。
本名を隠すことは難しいですが、バーチャルオフィスの住所を使うなど自宅住所の公開をしない方法はあります。

占い館とネット占いサービスどちらに所属する?

どこかに所属してプロ占い師デビューをする場合、店舗型の占い館とネット占いサービスどちらが良いのでしょうか。
あなたの住んでいる場所や通勤の可否など、あなたの生活スタイルや鑑定スタイルの条件が合うかで決めるのがおすすめです。

占い館に所属する場合の特徴

  • お客さまと対面で鑑定する
    • 顔出し必須
  • 営業時間の範囲内でシフト制
    • シフト登録の自由度は所属先次第
    • 出勤日数ノルマがあるところも
  • 通勤が必要
  • お客さまの表情を見ながら鑑定できるからお話しやすい

占い師を志すあなたなら、一度は占い館に行ったことがあるのではないでしょうか。

占い館での鑑定は、お客さまと対面で行います。事前予約される方が多いですが、飛び込みも少なくありません。
占い館の規模にもよりますが、自分に予約が入っていなくても、出勤していれば指名なしのお客さまを鑑定するチャンスが巡ってきやすいのもメリット。

通勤圏内であるなら、お客さまの入りが多い繁華街の店舗を選ぶのがオススメです。

占い館の営業時間は、お昼前から夜9時くらいのお店が多いです。
特に平日は、夜に出勤できる人が重宝されます。

お客さまの表情を見ながら相談を聞けるので、個人的には電話占いよりはお話がしやすいと感じます。

ネット占いサービスに所属する場合の特徴

  • 電話、メール、チャット占いから選ぶ
    • 電話占いが主流
    • 複数選択可
    • 運営会社により扱っていない形態あり
  • 早朝〜深夜営業の会社が多く、稼働時間は基本自由
    • 月間の稼働日数 or 時間ノルマがある会社もあり
  • 電話占いとチャット占いはリアルタイム鑑定
  • メール占いは規定期間内に鑑定結果を送信
  • 固定電話かスマホが必要
    • 会社によってはパソコンのみ対応
  • 電話番号やメールアドレスはお客さまに伝わらないので安心
  • 顔出し有無は登録サイト次第
    • 自由な会社、必須な会社それぞれ
  • 通話料は無料が基本

ネット占いサービスは、『電話占い』が大きな市場です。
その他メールで鑑定結果を送る『メール占い』、LINE風にリアルタイムでチャット鑑定をする『チャット占い』があります。

占い館と違って、通勤の必要がないのが大きなメリット。
自宅で鑑定できるので、本業がある人や小さなお子さんがいる人にもオススメです。
お客さまの大切なプライバシーを守るためにも、公共の場所での鑑定はやめましょう。

家族が在宅中に電話鑑定する場合は、家族の生活音や声が入らないように個室を確保するのが必須。
必要であれば、防音カーテン等を活用しましょう。

電話やメールを使用して鑑定しますが、こちらの情報はお客さまに一切漏れません。
ネット占いサービスのシステム間に入って電話やメールを転送するので、占い師とお客さま双方が相手に番号やアドレスを伝えずに鑑定できる仕組みです。

営業時間は、24時間営業のところ、午前9時〜朝5時のところなどサービスによって様々。事前に稼働できる時間を登録しますが、変更をしやすいのもネット占いの特徴です。
お客様が多いのは夜なので、昼だけでなく夜も稼働できると鑑定実績を積みやすくなります。

お客さまの電話を待っている間にトイレに行きたくなったり、宅配便がきたりなど離席する際にはワンボタンで休憩中に変更できます。

出勤 or 稼働日数ノルマは、必ずしも悪ではない

占い館もネット占いサービスも、登録先によっては出勤日数や待機時間のノルマがあることがあります。

ノルマと聞くとブラック企業っぽいイメージがありますが、必ずしも悪いものではありません。
新人占い師がお客さまから認知される、常連さんをつくるためには最低限活動した方がいい時間としてのノルマである場合も。

ノルマがあると言うだけで敬遠せずに、どのくらいの日数やノルマなのか確認しましょう。
自分の想定するお仕事ペースに対して無理ない時間かどうか、休みなしに毎日出なきゃいけないようなことにならないかをイメージすることが大切です。

まとめ:はじめての職業占い師になるなら、独立より占い館所属がおすすめ

占い館所属の特徴
  • 企業の集客力に頼れる
  • お客さまから信頼されやすい
  • 個人情報を出さずに活動できる
    • ”特商法に基づく表記”は企業が出す
  • トラブル発生時に頼れる
  • 他の占い師と交流ができることも
  • 稼働日数のノルマがある場合がある
  • 鑑定料の一部を占い館からもらう仕組み
フリーランスの特徴
  • 集客に工夫が必要
    • 広告費の出費が必要なことも
    • ネット集客の場合は個人情報開示が必須
      ”特商法に基づく表記”
  • 鑑定場所の用意が必要
  • 自分のペースで鑑定ができる
  • 鑑定料はすべて自分の収入となる
  • 予約管理やトラブル対応はすべて自分で行う

フリーランスの占い師は、何にも縛られないという大きな魅力があります。
報酬は歩合じゃないし、自分に無理のないペースで鑑定ができます。

しかし、プロ占い師としての経験ゼロでいきなりフリーランスになるのは、中々厳しいものがあります。(どの世界も一緒ですね)
鑑定メニューを考える、予約用のツールやウェブサイトを用意する、広告宣伝の戦略を練る、鑑定場所の用意、トラブル対応……。

占い館に所属すれば、鑑定に集中することができます。
仕事しながら業界の常識も学べ、企業の集客力に頼りながら鑑定実績を積む。それから独立しても遅いなんてことありません。

また、所属先によっては個人の占い活動は制限されないことも。
同業他社への所属はNGだけど、個人でSNS発信したり鑑定を受けるのはOKなことも多いんですよ。

活動の幅を広げたい、という方は、応募時にぜひ確認してみましょう。

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