【命・卜・相】卜術とは:偶然から運命を導く占い

【命・卜・相】卜術とは:偶然から運命を導く占い

プロの占い師を目指すなら、命術(めいじゅつ)、卜術(ぼくじゅつ)、相術(そうじゅつ)の3つの分類から最低2種類は習得したいところ。

この記事では、卜術とはどのようなことが占えて、どんな占術があるのかご紹介します。
卜術は使う機会が多いので、興味のある占術を1つ勉強してみてくださいね。

目次

卜術とは偶然から答えを読みとる占術

ウェイト版タロットカード

シャッフルしたカードを並べる、袋に入ったルーンストーンを中身を見ずに取り出すなど、偶然の組み合わせから答えを導くのが卜術です。
偶然で引いたカード(等)ではありますが、その時・その相談にそのカードが導かれたという運命性に意味があります。

「私は転職した方が良いですか?」
「好きな人は私のことをどう思っていますか?」

といった、イエス/ノーで答えられる質問や相手の気持ち、近い未来のことを知るのに向いています。

卜術は占うたびに答えが変わる

カードを引いたり、石を選んだりと偶然性が強い占術なので、占うたびに結果が変わります。

だからこそ、占い師としては心を整え集中し、1回の鑑定に力を注ぐことが大切です。
望む答えが出るまで、何度も鑑定し直すことはしてはいけません。

その時にその偶然が起こる事こそが、必然なんですね。

卜術に分類される主な占術

  • タロット占い
  • ルーン占い
  • ダウンジング
  • 易占
  • 梅花心易

など

卜術に分類される主な占術
1:タロット占い

タロット占い

タロット占いは、占いに詳しくない人にも有名な馴染みのある占術です。

大アルカナと呼ばれる22枚のカード。愚者や死神、恋人達や世界など、有名ですよね。
絵が描いてあるカードを、大アルカナと呼びます。
小アルカナは4つのスート(グループ)に分けられた56枚のカード。
数字カードと人物カードがあります。

占いたい内容に合う方法でカードを並べ(展開、スプレッド)、出たカードの位置や組み合わせ、向きから読みときます。

全部のカードの意味を覚え、展開から解釈するのはすごく難しいような気がしますよね。
コツコツとカードの意味とスプレッドのやり方を覚え、リーディングの練習を繰り返すことで上達できますよ。

初心者のうちは、大アルカナ22枚のみを使って占う練習がオススメです。
少しずつステップアップしていきましょう!

タロットカードには、さまざまな種類があります。種類によって、カードの種類や読み解き方が違うんです。
ウェイト版と呼ばれるものが主流。初めてのタロットカードはウェイト版を選ぶと、多くの解説本をそのまま使えるのでオススメです。

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卜術に分類される主な占術
2:ルーン占い

ルーン占い

ルーン文字が刻まれた石などを1つ取り、選び取ったものから答えを読み解きます。

上の画像のように天然石にルーン文字を刻んだルーンストーンが人気ですが、木片やオーブン陶土、紙のカードなどを使って自作する人も。
ルーン文字が刻まれているもの24個、空白のもの1個があれば、ルーン占いをすることができます。

ルーン文字は1世紀ごろ誕生したとされ、ラテン文字(アルファベット)が普及するまで日常的に使われていました。
占いに用いられるようになったのは20世紀頃という説があります。

シンプルな占いなので、はい/いいえで答えられるシンプルな問いに向いています。プロの占い師となるなら、ルーン占いに加えて他の占術を取り入れるのがオススメです。

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卜術に分類される主な占術
3:易占

筮竹を使う易占い師

易占は、中国古代の思想書『易経(えききょう)』に基づいた占いの一種。紀元前8世紀ごろに生まれた、大変歴史の長い占術です。
陰陽五行説や八卦(はっけ)を使って、人生の出来事や未来の動向を予測します。

八卦とは、自然の現象や宇宙の法則を象徴する8つの図形で、それらが64通りの「卦」として組み合わさることで、より詳細な運勢や状況を占うことが可能です。

易占いの主な方法には、「筮竹(ぜいちく)」という細い竹棒や、サイコロのような「硬貨」を使って卦を立て、出た卦を元に占い師が解釈します。

易占いは、未来予知だけでなく、現在の状況を深く理解し最善の選択を見つけるための指針としても使われます。そのため、恋愛や仕事、人生の大きな決断などにおいて活用されることが多いです。

易占いは、物事を単純に「良い」「悪い」と判断するのではなく、変化のプロセスや流れを重視して解釈する点が特徴です。これは、人生の流れが常に変化しているという中国古代の哲学的な視点に基づいています。

目に入ったものを掛に見立てて占う『梅花心易(ばいかしんえき)』も、易占の一種です。

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まとめ:卜術は答えを見つけるのに最適な占術

シャッフルしたタロットカードを並べる、袋に入ったルーンストーンを中身を見ずに取り出すなど、偶然の組み合わせから答えを導くのが卜術です。

「私は転職した方が良いですか?」
「好きな人は私のことをどう思っていますか?」

といった、イエス/ノーで答えられる質問や相手の気持ち、近い未来のことを知るのに向いています。

占いに来るお客さまからの相談は、命術だけでは難しいことが多いです。
西洋占星術等の命術に加えて、卜術をひとつ以上身につけておくとプロ占い師として強みになります。

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