プロの占い師を目指すなら知っておきたい!『命術』『卜術』『相術』占術の選び方

プロの占い師を目指すなら知っておきたい!『命術』『卜術』『相術』占術の選び方

プロの占い師を目指しているなら、きっと好きな占術をお持ちでしょう。
タロットカード占いの偶然のようで必然の運命、西洋占星術の神秘など、ご自身で魅力を感じている占術でプロを目指しているかと思います。

好きな占術を極めるのはもちろん大切なのですが、プロになるなら最低限2つの占術を使いこなせるようになりたいところ。

では、もう1つの占術はどれを選べば良いのでしょうか?
占術の基本的な分類である『命術(めいじゅつ)』、『卜術(ぼくじゅつ)』、『相術(そうじゅつ)』を知ることで、自ずと見えてきますよ。

目次

占いの種類は『命・卜・相』が基本

タロットカードや西洋占星術、手相占いなど、占いにはさまざまな手法が存在します。
占えること、読み解くものの性質などから『命術(めいじゅつ)』、『卜術(ぼくじゅつ)』、『相術(そうじゅつ)』の3つに分類されています。

  • 命術:西洋占星術、四柱推命など
    生年月日、必要に応じて出生時間などを使って鑑定するのが基本
    運命を視るのに向いている占術
  • 卜術:タロット占い、易占など
    偶然から意味を読み解く
    現在や近い未来の答えを見つけるのに向いている占術
  • 相術:手相、家相など
    対象の性質を視るのに向いている占術

このように、扱う占術によって何を占うのに向いているのかが違います

プロの占い師になると、お客さまから相談される内容は様々。
どんなお悩みにも対応できるよう、命術・卜術・相術の3種類のうち最低2種類は扱えるようになると安心です。

これからプロの占い師を目指す人におすすめなのは、命術から1つ・卜術から1つ習得すること。
相術は対面鑑定でないと難しい部分があるので、命術と卜術が使えるとネット占いでも活躍できるようになります。

命術とは:生年月日からその人の運命を読み解く

命術に分類される主な占術
  • 西洋占星術
  • 数秘術
  • マヤ占星術
  • インド占星術
  • 四柱推命
  • 九星気学
  • 算命学
  • 宿曜占星術

など

命術は、生年月日や出生時間、出生地など、一生変わらない要素を使って鑑定します。
そのため命術は、一生の運命や持って生まれた性質などを鑑定するのに向いている占術です。

仕事運や金運、恋愛運や結婚運、今年の運勢など、長いスパンの運気を占える他、男女や友人など人との相性占いにも適しています。

逆に言うと、YES/NOの答えが欲しい相談や、相手の今の気持ちを知るなどの相談には向いていません。

卜術とは:偶然から答えを読み解く

ウェイト版タロットカード
卜術に分類される主な占術
  • タロット占い
  • ルーン占い
  • ダウンジング
  • 易占
  • 梅花心易

など

シャッフルしたカードを並べる、袋に入ったルーンストーンを中身を見ずに取り出すなど、偶然の組み合わせから答えを導くのが卜術です。
偶然で引いたカード(等)ではありますが、その時・その相談にそのカードが導かれたという運命性に意味があります。

「私は転職した方が良いですか?」
「好きな人は私のことをどう思っていますか?」

といった、イエス/ノーで答えられる質問や相手の気持ち、近い未来のことを知るのに向いています。

相術とは:対象の姿形から鑑定する

相術に分類される主な占術
  • 手相
  • 顔相(人相)
  • 姓名判断
  • 家相
  • 風水

など

手相や家の間取りなど、対象の姿形をみて鑑定するのが相術。
ハリーポッターの映画で、占い学の授業で紅茶占いをしていましたが、あれも相術の一種です。コーヒー占いもありますね。

家の運気を見たり、名前から吉凶を占ったり。手相から自分の運気を知ることもできます。

姿形は年月を経て変わるものですから、生まれ持った運命を視るのには向いていません。

選ぶ占術の組み合わせに決まりはない

プロの占い師としてお客様の鑑定を受けるなら、命術・卜術・相術の3種類のうち最低2種類は扱えるようにしたい、とお伝えしました。

ではどれがいいの?と悩んでしまいますが、占術の組み合わせに決まりはありません。
自分が興味を持った占術、向いている占術を好きなように選べば良いのです。

個人的には、最初は命術と卜術から一つずつをおすすめします。

近年の占い師の活躍の場は、対面鑑定だけでなくネットの世界にも広がっています。占いライターや監修など、鑑定以外の道も様々。

お客さまと直接会わなくても鑑定がしやすい命術と卜術を習得すると、色々なお仕事にチャレンジできますよ。

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