占い師として活動するなら、せっかくだから多くのお客さまに鑑定を受けてほしいですよね。
人気占い師になりたいから、SNSでの発信など広告活動ばかりに力を入れていませんか?
お客さまから人気を集める占い師になるには、4つのスキルが必要です。
鑑定に慣れてきた人も、これから占い師を目指す人も、ぜひこの4つを勉強してみてください。
人気占い師になるために
1:他の占術を学ぶ
占い師にとっていちばん大切なのは、鑑定スキルなのは言うまでもありません。
お金をいただいて鑑定ができるまで力がついたら、一度自分の鑑定スタイルを見直してみましょう。
現在はどんな占術を使って鑑定をしていますか?
お客さまから相談を受ける中で、これは占いづらいなと思った内容はなんでしょうか。
占いには様々な占術があり、得意な鑑定内容が違います。
例えばタロット占いは、遠い先の未来を視ることは苦手とされています。最近の出来事に関して、特に人の感情について占うのに向いているんです。
特に対面鑑定や電話占いなど、お客さまとお話をしながら鑑定をする場合、最初はタロット占いで鑑定できる内容でも、話の流れ次第では別の占術を使いたくなることが多々あります。
複数の占術を使いこなしてお客さまからのあらゆる相談に対応できるようになると、占い師としてレベルアップできます!
人気占い師になるために
2:会話力を磨く
占い師は、ある種の接客業です。
あなたの鑑定がどんなに素晴らしいものでも、お客様からの印象が良くないとリピーターは増えません。
占術の勉強に加えて、会話のスキルを身につければ、必ず役に立ちますよ!
- モゴモゴと話さない
- 早口になりすぎない
- 話の内容に適した、適度な相槌
- 相談内容を聞いているときは、口を挟みすぎない
- どんな内容でも(不倫など一般的には批判されることでも)否定をしない
- 会話のテクニックを使う
4番目までは、占い師に限らず社会生活の中で大切なコミニュケーションスキルですね。
特に気をつけたいのが、話すスピード。鑑定に夢中になって、ついつい早口になってしまうのはありがちです。
早口だと聞き取りづらいだけでなく、お客様は急き立てられている、責められていると感じてしまうことも。
かといって、時間制の電話占いや対面占いでは、あんまりのんびりと話していると時間稼ぎと取られてしまう可能性もあります。
聞き取りやすく好感度の高い速度、例えばニュース原稿を読むアナウンサーくらいのスピードが理想ですね。
お客さまにたくさん話してもらうのは大きなメリット
特に相談内容を聞く段階で大切なのが、自分が喋りすぎないこと。占い師は、親身に話を聞いてくれる人が好まれる傾向にあります。
またお客さまがたくさん話せば話すほど、鑑定に使える情報が引き出せることも。
占い師にたくさん悩みを聞いてもらうことで、それだけで気持ちが落ち着いてこちらに心を開いてもらいやすいというメリットもあります。
取り留めもないことが長時間続く場合はこちらでまとめてしまってもいいのですが、基本はお客さまの気持ちのままお話をしてもらうのが正解です。
占い師が覚えて得する心理学テクニック
心理学に基づいた会話テクニックを取り入れることで、鑑定がグッとスムーズに。お客さまからの信頼度も上がり、良いことばかりです。
占い師デビューしたばかりの頃は余裕がないと思うので、慣れてきた頃にぜひ使ってみてくださいね。
- バーナム効果
多くの人に当てはまることを指摘すると、「自分をわかってくれる」「能力がある占い師だ」とお客さまは感じる
例:「あなたには、ご自身でも気づいていない長所がたくさんあります」 - ハロー効果
対象の評価が、一部のわかりやすい印象に影響されること
例:ミステリアスな雰囲気を演出することで、鑑定が当たりそうな気がする
「心理学のテクニックを使う占い師は詐欺だ」という意見もありますよね。
実際にテクニックを駆使して、鑑定せず占っているように見せる悪徳占い師がいるというウワサも。
個人的には、きちんと占術や力を使って鑑定すれば、テクニックを使うことは何ら問題がない、と考えています。
初めての占い師相手に、お客さまは緊張してしまうもの。
心を開いてリラックスして鑑定を受けてもらうために、必要に応じて上手に活用していきましょう。
人気占い師になるために
3:文章力、言葉のセンスを磨く
お客さまからの人気を集める占い師は、言葉選びがとっても上手!
同じ鑑定結果でも、どんな言葉で伝えるかでお客さまからの印象が全然違います。わかりやすい言葉、お客さまが自分のことのように思える言葉で伝えるだけで、喜んでもらえますよ。
例えば悪い結果を伝えなければならない時、どうしたら良いでしょう。
「彼と結ばれるのは〇〇という原因で難しいです」
だと、突き放したような雰囲気がありますよね。
「彼と結ばれる未来はあります。しかしそこまでに、〇〇という困難がありますね。
それを乗り越えることで、求める未来に近づく可能性が高まります」
と視点を180度変えることで、印象が全然違うと思いませんか?
アゲ鑑定をした方がいい、ということではありません。
お客さまが前向きな気持ちで困難を乗り越えられるよう、飲み込みやすい言葉を選びましょう。
メール占いやチャット占いをするなら、文章でわかりやすく伝えるスキルが必要です。
冗長にならないよう、わかりやすく鑑定結果を伝えられているか。
専門用語だらけになっていないか。
間違った言葉を使っていないか。
正しい敬語を使えているか。
電話占いと違って形に残るから、よく推敲してからお客さまに送りましょう。
人気占い師になるために
4:心理カウンセリングを少しで良いので勉強する
占い師をするのに、心理カウンセラーの資格は不要です。(ちなみに占い師の資格制度もありません)
しかし占い師として長年鑑定をしていると、残念ながら占い師では力になれないケースがあります。
素人から見ても心を病んでしまっているお客さまなど、深刻な事態に陥って悩んでいる方に出会うことは少なくありません。
そのようなお客さまに出会った時に、ほんの少し知識を持っているだけで全然違います。
私たち占い師のお仕事は鑑定ですが、鑑定が助けにならなくてもお客さまの心を少しでも軽くできたらよいですよね。
最近では有名な話ですが、鬱傾向にある人に「頑張れ」「努力次第だ」と言うのは禁忌とされています。
プロのカウンセリングができなくていいのです。かけてはいけない言葉を知っているだけで、お客さまに負担をかけずに済みます。
気をつけてほしいのが、「あなたはうつ病になっていますよ」といった診断行為は、絶対にしてはいけません。
資格を持った医師のみが許されています。
また多少心理カウンセリングの知識をかじったからといって、何とか解決しようとしてもいけません。
私たち占い師にできるのは、あまりに深刻な方にそれとなく医療機関の受診を勧めるくらいですね。
占い師が心理カウンセリングの勉強をするメリットは、傾聴のテクニックが身に付くこと、心の問題への理解が深まること。
特に傾聴ができると、お客さまとの信頼関係を築くのに役立ちますよ。
まとめ:様々な勉強をして人気占い師に!まずは2つ目の占術を習得しよう
- 他の占術を学ぶ
→お客さまの相談内容に適した占術の引き出しを増やす - 会話力を磨く
→聞き取りやすい速さと滑舌、自分が話しすぎないなど - 文章力、言葉のセンスを磨く
→悪い結果は視点を180度変えて伝える、メール占いの結果は簡潔にわかりやすく - 心理カウンセリングの知識を少しだけつける
→傾聴のやり方を学ぶ、占いでは力になれない時の対応